 | 「急行「北極号」」 | | 作者:クリス・ヴァン・オールズバーグ (著), 村上 春樹 (著), Chris Van Allsburg (著) | | 出版社:あすなろ書房 | | 1,575円(税込) | クリスマスイブの夜、眠らずにサンタクロースを待っていたひとりの少年が、ほかの子どもたちと一緒に北極点への旅に出る――これ以上に魅力的でエキサイティングな絵本の設定など考えられないだろう。そのうえ、そんな物語を描く作家には、クリス・ヴァン・オールズバーグ以上に才能ある芸術家は望みようがないだろう。彫刻制作の気晴らしとして、軽い気持ちで絵本を描きはじめた彫刻家のオールズバーグは、本書『The Polar Express』(邦題『急行「北極号」』)で1986年のコルデコット賞に輝いたのをはじめ、絵本で数々の賞を受賞している。この『The Polar Express』には、生命力と不思議が響きわたっている。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
『英語ペラペラキッズ(だけにじゃもったいない)ブックス』 より
自分の心のなかだけに、いつまでもそっとしまっておきたいクリスマスの思い出。主人公の少年は、街が寝静まるクリスマスの前の晩に不思議な体験をした。北極行きの急行電車が、家の外で自分を待っていたのだ。行く先はサンタクロースやトナカイがいる、幻想的な世界だった。トナカイの首輪の鈴をサンタからの贈り物として受け取った少年にとって、その音は、自分だけの思い出の音となった。
想像力にまかせて絵本のなかへ短い旅をしたような気持ちになる。淡々としているが、キラリと光るキーワードが言葉のなかにかくされているので、読み語りにも最適だろう。(か)
Copyright© ペイパーウェイト・ブックス All rights reserved. |  |
|