九ナビ特別インタビュー　福岡出身アーティスト「相川理沙」さん　─Kyunavi.com─

Kyunavi.com(以下Ｋ)　：こんにちは！宜しくお願いします。
相川理沙さん(以下Ｉ) ：こんにちは！こちらこそ宜しくお願いします！

Ｋ：では、早速ですが皆さんに歌手、相川理沙さんをＰＲして下さい！
Ｉ：はじめまして！地元福岡出身で福岡を中心に活動しています歌手の相川理沙です！
最近では県外でも積極的に活動を行っています。ライブハウスで歌うときもありますが、レストランバーやカフェなどで歌うことが多いです。

Ｋ：どうしてレストランバーやカフェで歌っているのですか？
Ｉ：私はストリート出身ですので今まで歌を聞いてくれるお客さんとの距離がすごく近かったこともあって、ライブハウスですとどうしてもステージと客席で別れていてその微妙な距離感がなかなか埋まらなくて…。
ストランバーやカフェだとお客さんと直に同じ目線でコミュニケーションがとれるので、すごくストリートに近い感覚で歌えるんですよ！反応がわかりやすいのも魅力の一つです。

Ｋ：相川さんが歌っていて心がけていることはありますか？
Ｉ：一つ一つの言葉を大切にしています。どういう風に伝えるかというのは今でも課題なのですが･･･(笑)。曲のワンフレーズの途中で息が持たなくてブレスしちゃうことがあるのでいつも気にかけています。私の歌でお客さんの心に何か残すことができればと常に考えています！

Ｋ：ストリートミュージシャン出身ということでストリートならではのエピソードはありますか？
Ｉ：最初はストリートでアーティストの方の曲をカラオケで歌っていたのですが、人の作った曲になかなか入り込むことができなくてすごく悩んでいた時期がありました。22歳のころ、悩んでいたときにギターに出会って考え方が変わりました。入り込めなければ自分で作ってしまおうと(笑)。これをきっかけにストリートでもオリジナル曲を徐々に披露していきました。お客さんの反応が聞きたい！と思って感想を書いてもらおうと「感想ノート」を置いていたのですが･･･。
ギターを始めたばかりで拙い演奏をしているせいか足を止めて聴いてくれるお客さんが少なくて･･･。私の歌には魅力ないのかな、やっぱりギター弾けないとお客さんは足を止めて聞いてくれないのかなと感じていた時期もありました。
そんな時、いつものように歌い終わって「感想ノート」を見返しているとある女性の方が私に近づいてきて、「私は彼と遠距離恋愛中で寂しいとき、辛いときに相川さんの歌を聴いて勇気付けられ元気がでます。」と言われました。
私の歌も心に届いているだと感じた瞬間で逆に勇気をもらったりして励まされました！初めて直接そのように言ってもらえて感激とビックリですごくうれしかったです！一生忘れることができないだろうなと思います。

Ｋ：もし他にもエピソードがあれば色々教えて下さい！
Ⅰ：いろいろありますよ～(笑)プロで歌っていくことに本当に自分はやっていけるのだろうかと不安になって周りが見えなくなっていた時期がありました。
そんな時、なにもかも忘れたいと思って地方に飛び出した経験があるんです。居酒屋で食事をしていたところ、私を知っているお客さんがたまたまいたんです。どうやらギターが趣味の方で好きな曲の楽譜をいつも持ち歩いているらしく、私に見せてくれました。私の曲に「センコウハナビ」という曲があるんですが、その「センコウハナビ」が数ある有名な曲に混ざって大事に持ち歩いてくれていてもうビックリ！しかも私の曲はまだ楽譜で出ていないので耳コピした手書きの楽譜！！クヨクヨしていた私がバカらしく思えて思わず涙がでそうに･･･。
私の曲をこんなに好きになってくれている方が県外にもいることがわかって本当に勇気をもらいました。音楽を通じて人と人のつながりというのはこんなにも強くて大切なものだなと再認識しましたね。

Ｋ：温まるエピソードありがとうございます！では話題を変えて子供の頃にあこがれたアーティストがいたら教えて下さい。
Ⅰ：最初に興味を持ったのがDREAMS COME TRUEの曲でボーカルの吉田美和さんにすごくあこがれていました。子供の頃に全曲覚えてカラオケで歌っていましたよ(笑)最初は純粋に吉田さんの圧倒的な歌唱力にあこがれていてすごいな－と思っていたのですが最近、DREAMS COME TRUEのドキュメント番組を見て考え方が変わりました。

私も仕事として歌を歌っている立場になって感じたのが、吉田さんのプロ意識の高さです。音楽への取り組み方の姿勢や精神力の強さなどメンタルの部分でも非常に参考になり、改めて吉田さんのすごさを実感しました。いつかはあこがれの吉田さんと一緒のステージにたてるようになりたいです。

Ｋ：今後の活動予定を教えて下さい。
Ｉ：今月末に大阪のミナミホイールといったライブハウスを回るイベントがあります。福岡でいうミュージックシティ天神に似たイベントです。その後に関西ツアーを行い、京都、大阪、広島でライブの予定です。近々新曲も披露しますので是非ライブにきてください！

Ｋ：では最後に九州情報サイト-Kyunavi.com-を見てくれている方に一言!!
Ｉ：ふとＣＭとかで流れていますのでもし気に入ったり興味を持ってくれたりしたら是非聴いてほしいです！今月は頻繁にライブもしていますのでお客さんと直にふれ合っていきたいと思っています。ライブ情報の詳細はホームページで随時報告中ですのでチェックしてみてください！

1983年4月12日生まれ。福岡県出身で福岡在住のシンガーソングライター。
耳にやさしい歌声、ぬくもりあるメロディーとギター。そんな音の交わりが、さまざまなイメージを呼び起こす。実は、ギターは手にして３年と日が浅い。それまでは専らカラオケ。転機は福岡市・天神の路上で偶然耳にしたストリートミュージシャンの歌声だった。「ギター片手に路上で自分の想いをぶつける姿を見て純粋に感動したんです。自由に音楽をやって、何でこんなに伝わるのかって…」２ヶ月後には真新しいギターを抱え、仕事帰りに路上で歌い始めた。意識したのは「うまく歌うより何を伝えるか。」気持ちを切り替えると、リスナーの心をつかむまで時間はかからなかった。そっと心に響くフレーズで、切ない恋心や小さな幸せを歌っている。
アコースティックユニット「ケイタク」の遠山卓也と路上で出会ったのをきっかけに、2008年「ケイタク」と同レーベルから遠山卓也プロデュースで1stミニアルバム「my life」をリリース。そして今年の夏、身近なミュージシャンと力をあわせて制作した1st マキシシングル「甲子園」をリリースした。現在、九州を中心に活動中。

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