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KYUNAVI映画部隊が行く!映画『ヘルタースケルター』監督・蜷川実花/主演・沢尻エリカ


hs-movie.comR15+ 7月14日(土)全国ロードショー

「キレイになりたい」「幸せをつかんでやる」
 欲 望 だ け が 真 実!

蜷川実花・監督×岡崎京子・原作×沢尻エリカ・主演

世界を挑発する極彩色エンタテインメント!

原作は、第8回手塚治虫文化賞マンガ大賞をに輝く岡崎京子による伝説的熱狂コミック。岡崎作品として初の映画化となる。96年、交通事故に遭って以来、執筆活動は行っておらず、「自分の作品が演者を通してどう昇華されていくのか、大変興味深く見守りたい」とコメントしている。

監督は、世界的フォトグラファーであり、初監督作『さくらん』(07)がベルリン国際映画祭に正式出品、大ヒットを果たした蜷川実花。

本作の映画化に「宿命」を感じ、約7年の歳月を重ね、遂に念願を果たす。

美しさとは何か? 若さとは何か?欲望とは? 愛とは? パワフルで刺激的、繊細で哀しい、欲望社会を生きる“私たちの物語”を感動的に描ききる。

主演には、数々の話題作に出演してきた若手実力派女優、沢尻エリカ。

“この作品で、これまでの全てが必然だったと証明してみせる”と、並々ならぬ想いで挑み、大胆で切ない、かつてないヒロイン像をスクリーンに炸裂させる。

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映画というより、事件!革命をおこしたキャスト&スタッフ!

この衝撃作に豪華オールスターが集結。ある事件を追い、りりこの隠された正体に近づいていく検事・麻田には、演技派俳優・大森南朋。

りりこのマネージャーとして事件に巻き込まれていくみちこには、日本を代表する映画女優・寺島しのぶ。

りりこの所属事務所社長・多田には、海外でも活躍する国際派女優であり、映画監督でもある桃井かおり。

その他、若手注目株の綾野剛、水原希子をはじめ、新井浩文、鈴木杏、寺島進、哀川翔、窪塚洋介、原田美枝子など、日本映画界屈指の個性溢れるゴージャス・キャスト、そのアンサンブルにも期待が高まる。

また、鮮やかで艶やかな唯一無二の蜷川ワールドを現実化するために、特別に集められたトップクリエイターたち。

日本マクドナルド、ユニクロ、ソニーなどのCFをはじめ、メンズ・レディスを問わず、国内外の雑誌、広告、ショーなどなどあらゆる媒体を横断するスタイリスト長瀬哲郎。

国内外のファッション誌、広告、CDジャケット、PV、CF、コレクション等で活躍、映画では『ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲』(10)のゼブラクイーンのディレクションも手掛けたヘアメイク富沢ノボル。

PV、雑誌、店舗、展覧会等のオブジェ制作など、あらゆるメディアの美術を手掛け、UNDERCOVERはじめ数々のファッションブランドなどとコラボレートしている美術ENZO。

そして、音楽は、『ウンタマ・ギル―』『ゼロの焦点』などの映画音楽からキューピー「たらこパスタソース」のCM音楽まで幅広く手掛ける旋律の魔術師・上野耕路。テーマ・ソングは、日本だけにとどまらずアジアのエンターテイメント界のトップ・アーティストに君臨する浜崎あゆみの名曲「evolution」。エンディングを飾るのは、THE MADCAPSULE MARKETS

の中心メンバー上田剛士のソロユニットで、全米、全英、欧州、アジアでも熱い支持を受けるAA=の書き下ろし楽曲「TheKlock」。

「もとのままのもんは目ん玉と爪と耳とアソコぐらい。あとは全部つくりもんさ」

全身整形のトップスターりりこが、【冒険】の果てに辿りつく世界とは?

芸能界の頂点に君臨するトップスターりりこ。雑誌、テレビ、映画――日本中どこを見ても、りりこ! りりこ! りりこ一色!しかし、りりこには誰にも言えない秘密があったーー彼女は全身整形。「目ん玉と爪と髪と耳とアソコ」以外は全部つくりもの。

その秘密は、世の中を騒然とさせる【事件】へと繋がっていくーー。

整形手術の後遺症がりりこの身体を蝕み始める。美容クリニックの隠された犯罪を追う者たちの影がちらつく。

さらには、結婚を狙っていた御曹司の別の女との婚約スクープ! 生まれたままの美しさでトップスターの座を脅かす後輩モデルの登場。そして、ついに・・・!

究極の美の崩壊と、頂点から転落する恐怖に追い詰められ、現実と悪夢の狭間をさまようりりこは、芸能界を、東京を、日本中を、スキャンダラスに、めちゃくちゃに疾走する。

りりこが【冒険】の果てに辿りつく世界とは? 最後に笑うのは誰?

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監督からのコメント

Q:岡崎京子原作『ヘルタースケルター』を、映画化したいと思われたきっかけを教えてください。

「私自身がリアルな岡崎京子世代ですから、表現者の立場になる以前から憧れていて、初めて読んだ時は読後感の重さとリアリティに衝撃を受けました。初監督作の『さくらん』と同じく映画化したいという想いはありましたが、原作権の関係で約7年間待ちました。私の人生でこれほど何かを待ったことはないのですが、やはり『ヘルタースケルター』以外にやりたい作品はありませんでしたね。上手く言語化できませんが“女性である私が絶対にやるべきだ”という確信みたいなものがあったのです」

Q:そこまで深い想いを抱かせる魅力、蜷川実花が撮るべきだという使命感は、どんな理由から生まれたのでしょうか?

「モデルやアイドルと呼ばれる立場の人たちが、世の欲望を一身に背負い、消費されながらも立っている姿は尊敬に値します。でも、メディアでハッピーな一面を発信している裏では、必死に体型を維持したり、ギリギリな精神状態を保っていたり…。私自身が作り手の家系で育っていますし、写真家として普段から彼女たちを間近で見ているので、その気持ちが理解できるんですよね。一方で、絶対的な安全圏から好き勝手に言う受け手側の存在。消費される側の強さや悲しみや覚悟と、消費する側の無責任さ。以前から、その温度差に違和感がありました。

 更に言えば“消費される側=女性自体”だとも思っています。女性はやっぱり、見た目で判断されて値踏みされる立場。空は青いと同じように、美しいか否かというのは、過去から未来まで変わらない決定的な事実なんですよね。その状況で、私たちはどう生きていくか。それら要素を内包した『ヘルタースケルター』を女の私が撮ることで、りりこを通じて女性の感覚を代弁できるかもしれないと」

Q:時代設定(原作は96年連載)や各キャラクター像など、脚本開発においてこだわって点とは?

「原作の読後感を失わずに、現代の情景描写や台詞のニュアンスを表現すること。今っぽさや業界ならではの軽さは体感しているので、原作にない台詞はほとんど私が書きました。女性キャラはリアリティの追求を、男性キャラは女子の願望が詰まった妄想のオンパレードです(笑)。

美容整形や消費社会、まさに東京を象徴した作品ですが、それらキーワードは連載当時よりもむしろ今のほうが身近な存在。あらためて、岡崎京子さんの先見の明の凄さを感じましたし、7年待ったことが逆にベストなタイミングになった気がします」

Q:りりこ役に沢尻エリカさんを選ばれた経緯、りりこを表現する上で大切にしたことは?

「過去にお仕事で何度か撮影させて頂いただけでしたが、映画化が決まり真っ先に彼女のことが思い浮かんだので“ご興味ありますか?”と連絡させてもらいました。

 まず、りりこは圧倒的な美貌でなければならない。美しくなければ物語が成立しないだけでなく、特に女性から共感と納得が得られないなと。年齢的も20代前半までが理想で、何よりも演技力が必要でした。その全てを兼ね備えているのは、やっぱり沢尻エリカただ一人だったんです。

 実際、歓声も罵声も浴び続ける彼女は、消費される側の覚悟を知っている。それでも立ち続ける強さと美しさがあり、弱さや不器用さもある。強烈な光と深い闇、女性が共感できる女性像=りりこをエリカと目指しました」

Q:本作も蜷川ワールドが随所で披露されていますが、りりこ部屋やファッションなど、ビジュアル面でのコンセプトを教えてください。

「女性の世界を描く場合、ディテールのリアリティが重要だと思っています。部屋はパーソナルな環境なので、特定のルールはないというのが私の考え方で、色彩も装飾も派手ですが不自然ではない確信がありました。というのも、私の自宅がりりこ部屋のようですし、実際に家具や小物の半分以上は私物です(笑)。

 劇中で登場するファッション雑誌のロゴも本物で、私自身が撮り下しています。撮影から公開まで短期間だということが功を奏して、最新の洋服が映画で観られるという仕掛けも。また、劇中で撮影しているVOGUEgirlやラヴィジュールの広告などは実際の世界にも同じビジュアルでリンクしています。おそらく日本映画では初の試みだと思いますね」

Q:監督2作目となる『ヘルタースケルター』を撮り終えた、今現在(2012年2月末)の心境をお聞かせください。

「劇中でストロボ照明が象徴的に出てきますが、写真家としてそれが本当に一瞬を切り取るライトであることを再確認したんです。私は被写体の一瞬をストロボのごとく削り取り、逆に彼女・彼らはこんな風に削り取られているんだと、『ヘルタースケルター』を通じて感じました。

 そして、外見で判断されるという現実、やっぱり女性はそれを圧倒的に背負っているということ。平等な世界じゃないからこそ、それに対してどうやって自分で決着をつけ生きていくか。美は奥が深い。それが私自身にとってのメインテーマだと思います」

沢尻エリカさんコメント

Q:映画『ヘルタースケルター』への出演を決めた理由を教えてください。

「約3年前に実花さんからお話を頂いて、原作を読んで衝撃を受けましたし、自分と重なる部分もあるりりこを率直に演じてみたいと思いました」

Q:りりこのキャラクターをどう解釈し、どんな演技プランで撮影に臨みましたか?

「感情の起伏が激しいけれど、自分の意志を貫く人だなと思いました。お芝居としては、何より見た目の美しさが重要。極端な話、内面の輝きはこの作品では関係ないと思ったんです。肌がボロボロでも、最終的に綺麗に映っていればいいという世界の話ですから。それがりりこを演じる上でも、リアリティに繋がっていくんじゃないかなと思うんです。原作にもりりこにも尊敬の想いがあるので、どこまで再現できるか、更にどう超えられるかが勝負だと思います」

Q:映画監督としての蜷川実花さんの印象は? どんな演出方法で進められていったのでしょうか?

「世界観を作り出すことが飛び抜けて上手だと思いますし、画を理解されている方だと思うので完全に任せていました。演出的なことで新しいなと思ったのは、撮影前日の夜に電話で話して、翌日のシーンの感情やお芝居のアイデアを相談して予習したことですね。その作戦は、お互いにとって良い方法だったと思います」 

Q:スタッフ・キャストを含め、蜷川組の雰囲気はいかがでしたか?

「りりこと同じように、私自身も現場で闘っていたと思います。本当はみんなと和気あいあいと撮影したかったけれど、役の設定や気持ちの面でもそうできなくて。自分の嫌な心情も、りりことシンクロしていたと思います。ただ、重いシーンでも現場は笑顔が絶えなかったので、私にとっては凄く有難かったです。

 共演者には先輩方が多かったので、安心感と刺激の連続で勉強になりました。スタッフと共演者、みなさんには本当に助けられました」

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Q:約4年半ぶりの映画復帰となりましたが、念願だった映画の現場に立った気持ちは?

「初日は少し緊張していましたし、きっと大変な現場になるだろうと覚悟はしていました。それは、重いシーンが多いことでも、濡れ場で脱ぐ脱がないということでもなく、お芝居がどこまで振り切れるか、極限まで出せるかという自分に対する挑戦でもあった作品でした。結果、最後までやり切れてホッとしていますし、同時に新たな目標と手応えを掴みました。とにかく実感したのは、やっぱり現場が好きだということ。お芝居の現場に戻って来れたことが一番大きかったですし、これが私の生き甲斐なんだなって感じたんです。」

Q:『ヘルタースケルター』を観る方々に、メッセージをお願いします。

「美には内面の美しさもあれば、外見の美しさもある。りりこに関して言えば、まず外見の美しさがあり、崩壊していく様にも儚い美しさがあり、最後は全てを乗り越えて勝ち得たという美しさの3段階の美があると思います。内容的にも、演じながら世の中のタブーに挑戦しているという気持ちがあったので、公開後は色々なところで『ヘルタースケルター』の波が来るんじゃないかなと思っています。本当に凄い作品になる予感がしているので、私自身も公開を楽しみにしています」

りりこ:沢尻エリカ

羽田美知子:寺島しのぶ

吉川こずえ:水原希子

保須田久美:鈴木杏

浜口幹男:哀川翔

和智久子:原田美枝子

麻田誠:大森南朋

奥村伸一:綾野剛

沢鍋錦ニ:新井浩文

塚原慶太:寺島進

南部貴男:窪塚洋介

多田寛子:桃井かおり

映画監督フォトグラファー:蜷川実花

映画『さくらん』(第57回ベルリン国際映画祭、第31回香港国際映画祭特別招待作品)にて長編監督デビュー。1996年「第7回写真ひとつぼ展」グランプリ、「第13回キヤノン写真新世紀」優秀賞、
1998年「第9回コニカ写真奨励賞」、2001年「第26回木村伊兵衛写真賞」、2006年第13回VOCA展2006「大原美術館賞」など数々受賞。
国内外を問わず、エディトリアル、広告、映像などをクリエイティブディレクションから手がけるスタイルで注目を集めている。またセリーヌやマスターマインドなど国内外を問わずファッションブランドとのコラボレーションも多い。現在までに開催した個展は70回以上、発表した写真集は60冊以上を数え、国内でもっとも写真集が売れるフォトグラファー。
2008年から2010年にわたり開催された大規模な個展「蜷川実花展―地上の花、天上の色―」は東京、岩手、鹿児島、兵庫、高知の美術館を巡回。東京、鹿児島では最多動員記録を更新し、合計約18万人を動員した。2010年にはRizzoliN.Y.から写真集「MIKANINAGAWA」を出版、世界各国で話題となっている。

脚本:金子ありさ

1973年生まれ。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒。1995年に第8回フジテレビヤングシナリオ大賞で「ときわ菜園の冬」で大賞受賞。 1996年の「TOKYO23区の女」(CX)で脚本家デビュー。代表作にTVドラマ「ナースのお仕事」(CX)シリーズ、「Standup!!」(03/TBS)「がんばっていきまっしょい」(05/KTV)、「サプリ」(06/CX)、「パパドル!」(12/TBS)。映画では、村上正典監督『電車男』(05)、平川雄一朗監督『陰日向に咲く』(08)などがある。

音楽:上野耕路

1970年代後半よりバンド『81/2』『ゲルニカ』で活動。以後バレエ、舞台、映画、CM(『たらこ・たらこ・たらこ』など)で活躍。『ウンタマ・ギルー』(89)で第44回毎日映画コンクール音楽賞及びナント三大陸映画祭音楽賞、NHK音楽映像詩『幻蒼』(95)で第32回プラハ国際テレビ祭チェコ・クリスタル賞、犬童一心監督『ゼロの焦点』(09)で日本アカデミー賞音楽賞ノミネート。全音から「上野耕路ピアノ作品集」出版。日本作曲家協議会会員。JASRAC正会員。日本大学藝術学部映画学科非常勤講師。

撮影:相馬大輔

1973年生まれ。佐光朗の元で撮影.ステディカム.笑いを学び、波多野貴文監督『SP野望篇、革命篇』二部作(10,11)でカメラマンとしてデビュー。世界初3D連続ドラマ『TOKYOコントロール』(11 )木村好克監督『KGカラテガール』(11)飯塚健監督『荒川アンダーザブリッジ』テレビ、映画(11,12)、中村義洋監督『ポテチ』(12)などがある。好物はからあげ。

美術:小泉博康 

1964年生まれ。94年頃からミュージックビデオのデザインを始める。

関わった数は1000本を超え、05年株式会社アートブレイカーズ設立以降、CM、映画、舞台等にも活動のフィールドを広げる。

主な作品は松尾スズキ監督『クワイエットルームにようこそ』(06)、宮藤官九郎監督『少年メリケンサック』(08)、新城毅彦監督『パラダイスキス』(10)など。

美術:ENZO

ARTBREAKERS所属。

PVやCMなどのムービー撮影、雑誌や広告等のスチール

撮影、店舗デザインなどにおける美術製作を手がける。

照明:佐藤浩太

1972年生まれ、神奈川県生まれ。東京理科大中退。97年に松竹大船撮影所入社の後,フリーの照明助手として渡邊孝一氏に師事。

小泉徳宏監督『ガチ・ボーイ』(08)で照明技師となる。その他の作品に、三池崇史監督『ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲』(10)、後藤幸一監督『恋谷橋』(11)、千村利光監督『けの汁』(11)、飯塚健監督『荒川アンダーザブリッジ 』テレビ、映画(11,12)、中村義洋監督『ポテチ』(12)などがある。

録音:阿部茂

1964年、岩手県出身。前田哲監督『棒たおし!』(03)で技師デビュー。

主な作品に、根岸吉太郎監督『透光の樹』(04)、マキノ雅彦監督『寝ずの番』(03)、中江功監督『シュガー&スパイス風味絶佳』(06)、周防正行監督『それでもボクはやってない』(07/アカデミー賞優秀録音賞受賞)、マキノ雅彦監督『次郎長三国志』(08)、『旭山動物園物語』(09)、波多野貴文監督『SP野望篇、革命篇』(10,11)、佐藤嗣麻子監督『アンフェア theanswer』(11)などがある。

編集:森下博昭

1975年、群馬県生まれ。主な作品 吉田喜重監督『鏡の女たち』(03)、蜷川実花監督『さくらん』(07)、小泉徳宏監督『ガチ☆ボーイ』(08)、中村義洋監督『ちょんまげぷりん』(10)、川村泰祐監督『ひみつのアッコちゃん』(12/9月1日公開)

スタイリスト:長瀬哲朗

横浜生まれ。1996年独立。メンズ・レディスを問わず、国内外の雑誌、広告、ショー、TV、映画、演劇、音楽、エキシビジョンなどあらゆる媒体を横断するスタイリストとして活動し、そのディレクション能力は高く評価されている。スタイリング以外では、洋服にとどまらず様々な企業や商品などでクリエイティブディレクションの依頼も多い。

スタイリスト:篠塚奈美

文化服装学院スタイリスト科卒ファッション誌を経て映像の世界へ。

主な作品、曽利文彦監督『ピンポン』(02)、土井裕泰監督『いま、会いにゆきます』(04)、当摩寿史監督『雨よりせつなく』(04)、薮内省吾監督『ファンタスティポ』(05)、青山真治監督『サッドヴァケイション』(07)、長崎俊一監督『西の魔女が死んだ』(08) トラン・アン・ユン監督『ノルウェイの森』(10)、青山真治監督『東京公園』(11)、瀬々敬久監督『アントキノイノチ』(11)などがある。

ヘアメイク:冨沢ノボル

1992年、フリーランスのヘアメイクとして活動を始める。

1995年渡米(NY)、1998年帰国、2004年、ネイル&ピアスのブランド「RHYTHM」を発表(プロデュース&ディレクション)。2011年 アイラッシュのブランド「MaggieMay×PRO」(コージー本舗)をディレクション、発表。2011年帽子のブランド「IamnotNOBORU」(override栗原)をディレクション、発表。ファッション誌、広告、CDジャケット、PV、TV-CM、コレクション、映画などを手掛ける。

ヘアメイク:赤間直幸

1967年、福島県生まれ

1998年、ヘア&メイクアップアーティストとして独立、2010年よりKoaHoleinc.所属

エディトリアル、広告、音楽、ファッションブランドのカタログの他、アーティストへの制作協力など幅広いシーンで活動。

プロップスタイリスト:さくら

フォトグラファー蜷川実花のプロップスタイリングアシスタントを経て独立。

女の子の好きな世界を創ることにかけては比類なき日本のプロップスタイリスト。

最近の主な仕事、PV/AKB48『ヘビーローテーション』、AKB48チームB『呼び捨てファンタジー』CM/サマンサタバサ、ハイチオールb、CDジャケット/AKB48『ここにいたこと』『上からマリコ』、浜崎あゆみ『Days/GREEN』、写真集/中川翔子『しょこれみかんぬ2』

広告/キャノン「IXY」、グラソービタミンウォーター、資生堂「ELIXIR」、サマンサタバサ、ルミネ、カレンダー/AKB48(2011、2012)、嵐(2009)その他雑誌多数。

VFXスーパーバイザー:道木伸隆

1972年、愛知県生まれ。映画を中心に、デジタルコンポジットデザイナーとしての経験を経て'00年頃よりVFXスーパーバイザーとして映像制作に携わっている。最近の作品、豊田利晃監督『蘇りの血』(09)、緒方明監督『死刑台のエレベーター』(10)、平山秀幸監督『太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男』(11)、田中誠監督『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』(11)、深川栄洋監督『ガール』(12)など。

プロデューサー:宇田充

1975年、新潟生まれ。アスミック・エースエンタテインメント株式会社企画・製作

事業本部GM/プロデューサー。 『リング0』(00)『ピンポン』(02)等に制作ア

シスタントとして携わり、宮藤官九郎初監督『真夜中の弥次さん喜多さん』(05)でプロデューサーデビュー。その後、本作の監督・蜷川実花初監督『さくらん』(07)、マイケル・アリアス初実写監督『ヘブンズ・ドア』(09)、山本寛初実写監督『私の優しくない先輩』(10)、沢尻エリカ主演BeeTVドラマ「LetMわたしがあなたを愛する理由、そのほかの物語」(12)等を手掛ける。

プロデューサー:甘木モリオ

1962年生まれ。株式会社シネバザール代表取締役、KOINOBORIPICTURES代表。映画・CM・ビデオクリップ・テレビドラマ等、国内外の映像制作に携わり、多数の話題作を創出。『平成ガメラ』シリーズ始め、庵野秀明監督『ラブ&ポップ』(98)や、樋口真嗣監督『ローレライ』(05)、行定勲監督『クローズド・ノート』(07)、堤幸彦監督『20世紀少年』シリーズ(08,09)、中島哲也監督『パコと魔法の絵本』(08)、平山秀幸監督『太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-』(11)等を手掛ける。最新作は平野勝之監督『監督失格』(11)。

浜崎あゆみ/テーマ・ソング:「evolution」(avextrax)

1998年4月8日、シングル「pokerface」でデビュー。1stアルバム「ASongfor××」でミリオンセールスを記録、これまでにシングル50枚、オリジナル・アルバム13枚ほか、ソロアーティストとして史上初のシングル総売上2000万枚を突破。シングル、アルバムのトータル出荷枚数は5000万枚以上を誇る。日本だけにとどまらず、アジアのエンタテインメント界を代表するトップ・アーティストとして、その輝かしい経歴は今も続いている。

AA=/エンディング・テーマ:「TheKlock」(SPEEDSTARRECORDS)

2006年に活動停止したTHEMADCAPSULEMARKETS上田剛士のソロプロジェクト。2008年10月の1stシングル「PEACE!!!」リリースを皮切りに、これまでアルバム2枚DVD1枚を発表。他アーティストのプロデュースも手掛ける。先に発表した、2枚のアルバムでは売上の一部を環境保全団体、WWFへ寄付。東日本大震災復興支援プロジェクトAA=AiDを立ち上げ様々なミュージシャンと共に未来、希望をテーマにした『We’renotalone』を発表。

原作:岡崎京子

1963年、12月13日東京都生まれ。跡見学園女子大学短期大学部在学中に成年誌デビュー。その後80年代~90年代を通じてサブカル誌、漫画誌、ファッション誌に次々に作品を発表、一躍時代を代表する漫画家に。本作の他、代表作に「pink」(マガジンハウス刊)、「リバーズ・エッジ」(宝島社刊)など。自身の作品だけでなく「作家・岡崎京子」を考察する本や雑誌、家族論、漫画論などなど様々な観点からの論文も多数出版、発表されている。96年交通事故に遭い、現在はリハビリに励む日々。事故以来執筆活動は行っていない。しかし未刊行作品の単行本化を望む声が多く、2003年頃より旧作の復刊、未刊行作品の出版等が相次いでいる。 「ヘルタースケルター」も単行本化されていない幻の原作として、連載していた「FeelYoung」で単行本化までに再連載もしている。

2003年、安野モヨコをはじめ岡崎を慕う人々の協力により、待望の単行本化。そして、翌年「ヘルタースケルター」(祥伝社刊)が漫画界の芥川賞ともいえる「第8回手塚治虫文化賞マンガ大賞」を受賞。このことからも、岡崎京子の作品は長い月日が経った今も多くの人々に支持され、強い影響力を持っている.ことがわかる。

ヘルタースケルター

第8回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞!
「ヘルタースケルター」岡崎京子
祥伝社刊 2003.4.20刊
1260円 発行部数23万部
(C)岡崎京子 / 祥伝社 フィールコミックス

製作:映画「ヘルタースケルター」製作委員会(WOWOW アスミック・エースエンタテインメント パルコ ハピネット Yahoo!JAPAN 祥伝社 ラッキースター)

制作プロダクション:アスミック・エースエンタテインメント シネバザール

配給:アスミック・エース

(C)2012映画『ヘルタースケルター』製作委員会

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